厚生省、カスハラ対策義務を含めた「労働施策総合推進法」の改正案上程へ

厚生労働省は、職場でのハラスメント対策の強化や女性活躍に関する
情報公表項目を追加した改正案を今通常国会に提出する予定です。

改正案の主なポイントは下記4点になります。
■カスタマーハラスメント対策
・顧客や取引先など、社会通念上許されない言動によって就業環境が害されないよう
 相談対応や適切な管理上の措置を講ずることを義務づけます。
・相談を受けた際に事実を述べたことによる不利益な取り扱いを禁止されます。

■セクシャルハラスメント対策
・事業主における雇用管理上の措置義務を創設されます。
・「男女雇用機会均等推進者」の業務として求職者からの相談に応じ、
 適切に対応するための体制整備や、雇用管理上の措置などが追加されます。

■女性活躍推進の強化
・常時雇用100名を超える企業に対し、以下の情報公表を義務づけます、
 男女の賃金格差
 管理職に占める女性の割合

施行は令和8年4月の予定です。

■労働新聞社 より抜粋
https://www.rodo.co.jp/news/191021/

ベクトル広報チーム