一度落ちた会社に再応募!不採用でも期間をあけて再チャレンジ
第一志望の企業から内定を獲得するのは簡単なことではありませんよね。
転職活動をしている人のなかには「新卒の就職活動で不採用になった企業が諦められない」「一度落ちた会社に再チャレンジしたい」という人もいるのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、不採用になった企業への再応募は可能です!
ただし再応募にあたって、不採用の理由が分からない人や自分で対策ができない人は、転職エージェントのサポートを活用して再チャレンジするのをおすすめします。
この記事では、企業への再応募について解説しますので参考にしてくださいね。
- 一度落ちた会社に再応募したい
- 不採用だったけど諦めきれない
- もう一度チャレンジしたい
- どうしても入りたい会社がある
- 再応募のやり方がわからない
転職エージェントで悩みを解決しよう!
↓↓
転職成功を目指す! リクルートエージェント |
||
---|---|---|
|
転職支援実績No.1 | |
特徴 | 応募書類の添削 模擬面接 企業分析 自己分析 面接力向上 |
|
求人数 | 約87万件 | |
公式サイト
|
一度落ちた会社に再応募はできる?ホームページや募集要項をチェックしよう
結論から言うと、一度落ちた会社に再応募することは可能です。ただし、求人を出しているからといって必ずしも再応募を受け入れているとは限りません。
そこで重要なのが企業情報の入念な下調べです。
一度落ちた会社に再応募!再応募者を受け付けているかを調べる
まずは、その企業のホームページや募集要項をしっかり読んで、再応募に関する記載があるか確認しましょう。
特に記載がない場合は、再応募可能と考えて良いでしょう。しかし、「再応募不可」と記載がある場合は、再チャレンジは難しいと言えます。
明らかに「不可」と記載されているのであれば、残念ですがその企業への再応募は諦めざるを得ないでしょう。
不採用通知後すぐに再応募は無理?条件を設けている場合がある
再応募者を受け入れている企業のなかには、次のように条件を設けている場合があります。
【条件の事例】
- 前回の応募から半年以上経過していること
- 不合格になった職種への応募は、選考から1年以上経過していること
- 同じ年度での再応募は不可(年度が異なれば可能)
再応募の際には、企業側が提示している条件を自分自身がクリアしているかをしっかり確認しておきましょう。
一度落ちた人からの再応募を企業が「認めている」理由を紹介します
企業が一度は不採用とした人材からの再応募を認めていることには、どのような理由・背景があるのでしょうか。
再応募をポジティブに受け止める風土があるため
企業が再応募を受け入れる理由の1つめは、「再応募をポジティブな姿勢や行動として評価する風土があるため」です。
社風は千差万別。何を重んじるか、どんなことを評価するかといったことも会社によってそれぞれ異なります。
再応募を認める会社は、一度落ちた会社に再度挑戦する「チャレンジ精神」「粘り強さ」「行動力」「積極性」を評価する傾向にあるでしょう。
このような会社の場合、「アルムナイ採用」に対しても前向きな姿勢を取っているケースが多いです。
アルムナイとは?
「アルムナイ(alumni)」とは、英語で「同窓生」「卒業生」を意味する言葉ですが、ビジネスシーンでは近年、欧米企業を中心に企業の「退職者」「元社員」「OB・OG」を表す意味合いでも広まっています。自社から一度離れた退職者を再雇用するのが「アルムナイ採用」で、別名「カムバック採用(カムバック制度)」「出戻り採用(出戻り制度)」などと呼ばれることもあります。
アルムナイ採用を導入している企業は、「再挑戦したい」という熱意や姿勢をポジティブなものとして受け入れている可能性が高いです。
職種別に応募を受け付けているため
企業が再応募を受け入れる理由の2つめは、「職種別に応募を受け付けているため」です。
配属先を限定して行う採用方法、「職種別採用」を導入する企業が増えています。
これまでは中途採用で行う企業が多い傾向にありましたが、近年は新卒採用でも職種別採用を導入する企業が増えています。
「営業職」「事務職」「専門職」というように、会社によっては職種を限定して募集をかけているところもあり、この場合、職種によって選考基準が異なるケースは少なくありません。
求められる経験・スキル、人材は部署や業務によって異なります。
地域ごとに応募を受け付けているため
企業が再応募を受け入れる理由の3つめは、「地域ごとに応募を受け付けているため」です。
それぞれの勤務地で採用活動を行っている場合、同じ職種であっても地域によって採用担当者が変わることも珍しくありません。
一度落ちた会社でも、前回とは違う採用担当者が選考・面接すれば、応募者に対する印象や評価も少なからず変わってくるでしょう。
ただし、勤務地を変えて応募するとなれば、採用になった場合の通勤や転居についても考慮しておく必要があります。
さまざまな事情から追加募集が必要になったため
企業が再応募を受け入れる理由の4つめは、「さまざまな事情から追加募集が必要になったため」です。
以下のような事情から、最初の採用活動の後に追加で人材募集を行うケースがあります。
- 事業が好調で追加で人材が必要になった
- 採用基準を満たす人が少なく予定の内定者数に達しない
- 内定辞退者が出て採用枠に欠員が発生した
具体的な事情・背景は企業によって異なりますが、こうした事情から追加募集の際、再応募を受け入れる会社もあるのです。
追加募集の枠を狙ってリチャレンジをしたいなら、情報をいち早くキャッチしなければなりません。
会社のホームページや採用情報、転職サイトなどをこまめにチェックするなどして、常にアンテナを張り続けましょう。
特に、競争倍率が高い有名・人気企業だと、わずかな募集枠をめぐって応募者が殺到することも考えられます。
一度落ちた人からの再応募を企業が「認めていない」理由もあります
数ある会社のなかには、一度落ちた人からの再応募を受け付けていないところもあります。この場合、どのような理由から再応募を認めていないのでしょうか。
応募総数が多く一度選考した人は外したいため
企業が再応募を不可とする理由の1つめは、「応募総数が多く一度選考した人は外したいため」です。
採用担当の人数が多ければ、応募者に対して細やかな対応をすることも可能でしょう。
しかし、限られた人数で採用活動にあたっている企業も少なくなく、なかには「お見送り」となった人材への通知も難しく、「サイレントお祈り」の対応となってしまっている会社もあります。
サイレントお祈りとは?
就活生にとっては恐怖の「サイレントお祈り」ですが、そもそもは選考の不合格通知を連絡するときの「誠に残念ながら不合格となりました。○○さまの今後のご活躍を心よりお祈り申し上げます」といった内容のメールを揶揄して“お祈りメール”と呼ぶことから始まりました。それから現在に至るまで、不合格の場合は「連絡がない場合はご縁がなかったということでご了解ください」と、通知をしない企業が増えたことから「サイレントお祈り」と呼ばれるようになりました。
大手企業や人気企業など、特に応募者が殺到するような会社の採用担当者が少なければ、再応募者への対応まで手が回りません。
不採用とした理由が短期間では変わらないと考えるため
企業が再応募を不可とする理由の2つめは、「不採用とした理由が短期間では変わらないと考えるため」です。
前回の選考で不採用となった理由はさまざまですが、不採用となった経緯や理由が企業側から明確に示されることはほとんどありません。
一方で、キャリアやスキルが不足しているために不採用となった場合、応募者自身がキャリアやスキルを向上させることで採用される可能性は高まります。
そうは言っても、不足している知識や専門性を身に付けるのは容易ではなく、相応の時間が必要です。
再応募の条件として、「前回の応募から〇年経過していること」などといった条件を設ける企業が多いのは、こうした考えが背景にあるからでしょう。
意欲的?非常識?一度落ちた会社に再応募する人材へ企業が抱く印象を知ろう
一度落ちた会社でも、会社が「不可」と明確に示していない限り、再応募が可能であることがわかりました。
そうは言っても、「再応募」という行動に対して採用担当者が抱く印象は異なります。
また、応募者の行動や姿勢によっては、マイナスの印象につながる可能性もあるので注意が必要です。
ここでは、一度落ちた会社に再応募する人材へ企業側や採用担当者が抱きやすい印象について解説していきます。
再応募が採用担当者にどのような印象を与えるかを理解しておくことで、応募書類の書き方や面接での自己PRの内容も変わってくるので、事前に確認しておくことをおすすめします。
【良い印象】一度落ちた会社への再応募者に企業が持つ印象
まずは、再応募者に対して良い印象を抱く場合です。
【肯定的な印象】
- 就職意欲が高い
- 熱意がある
- 行動力がある
- チャレンジ精神が旺盛
- 粘り強い
再応募者に対して、採用担当者が抱きやすい印象としてあげられるのが就職意欲の高さです。
「それほどまでにうちの会社に入社したいのか」と、好意的な印象を抱く採用担当者は少なくないでしょう。
また、諦めずに再挑戦する姿に、「チャレンジ精神」「粘り強さ」を感じる採用担当者もいます。
【悪い印象】一度落ちた会社への再応募者に企業が持つ印象
次に、再応募者に対して悪い印象を抱く場合です。
【否定的な印象】
- しつこい
- 頑固
- 客観視できていない
- 常識知らず
- 自己中心的
再応募という行動を「意志の強さ」や「粘り強さ」と好意的に受け止める人がいる一方で、なかには「しつこい」「頑固」とネガティブな印象を抱く人もいます。
もちろん、どう感じるかは人それぞれなので、企業が明らかに再応募を「不可」としていなければ、必要以上に否定的に考える必要はありません。
ただ、一度不採用となったことは事実です。
前回の選考からの成長や変化が見られないままの再応募では、「自分を客観視できていない」「自分を顧みる姿勢がない」といったマイナスの印象につながってしまう可能性もあるでしょう。
また、どうしても入社したいからといって、社会人として常識のない行動や行き過ぎた行動をするのは禁物です。
- 一度不採用となった事実を無視して応募をし続ける
- お見送り通知が届いてすぐに「もう一度選考してほしい」と依頼する
このような行動を取ってしまっては、「非常識」「自己中心的」と受け止められてしまっても仕方ありません。
実際に、自分本位な応募者の対応に困惑している人事・採用担当者もいるようです。
一度落ちた会社に再応募することで得られるメリットもあります
一度落ちた会社が再応募を認めていても、実際にもう一度チャレンジするかどうか悩む人も多いでしょう。
そこでここからは、一度落ちた会社に再応募するメリットとデメリットを紹介していきます。
まずは、再応募することの4つのメリットから見ていきましょう。
【メリット】
- 就職意欲の高さや熱意をアピールできる
- 前回の経験や反省点を活かせる
- キャリアアップやスキルアップにつながる
- 納得感が得られる・後悔しないで済む
メリット1.就職意欲の高さや熱意をアピールできる
一度落ちた会社に再応募するという行動によって、会社や採用担当者に対して「どうしてもこの会社で働きたい」という強い思いをアピールできます。
再応募する人材はそもそも多くはなく、同じタイミングで選考に臨む人たちのほとんどが初めての応募でしょう。
そのなかに、一度落ちた会社に再挑戦してきた人材がいれば、採用担当者からも一目置かれるはずです。
メリット2.前回の経験や反省点を活かせる
再応募者の場合、その会社の選考に臨んだという経験があります。
過去の経験を活かして、以下のように前回からの改善を図ることで、より良い内容での再応募ができるでしょう。
- 不採用になった原因を追究して成長・変化を目指す
- 会社のニーズに合わせて必要な経験を積む・スキルを身に付ける
採用担当者は、再応募者に対して「前回の選考時からどのように成長したか」を知りたいと考えています。
メリット3.キャリアアップやスキルアップにつながる
再応募で内定を獲得するには、前回選考時よりも成長していなければなりません。
そのために、ある程度の時間をかけて苦労してキャリアアップ・スキルアップを実現してきた人もいるでしょう。
こうした努力は、たとえ再応募で内定を獲得できなかったとしても決して無駄にはなりません。
たしかにきっかけは「一度落ちた会社に再応募をして採用してもらうため」だったかもしれませんが、努力して積んできたキャリアや身に付けてきたスキルは紛れもなく自分自身の強みとなっているはずです。
メリット4.納得感が得られる・後悔しないで済む
一度落ちた会社に再応募しなかった場合、「もう一度チャレンジしていたら受かっていたかもしれない」と後悔するかもしれません。
「あのとき再応募していたらどうなっていただろう」という思いが残っていると、他の会社の選考に臨んでも集中できなくなってしまいます。
後悔を引きずったままでは気持ちに整理がつかず、新たな一歩もなかなか踏み出せないでしょう。
対して、ダメ元であっても再応募という行動を起こせば。それだけでもモヤモヤした気分が晴れます。
一度落ちた会社に再応募することのデメリットも見ておこう
次に、一度落ちた会社に再応募する際に伴うデメリットについて解説します。
【デメリット】
- 難易度が上がる
- 就職・転職先の選択肢が限られる可能性がある
デメリット1.難易度が上がる
企業の採用活動状況や不採用の理由によっても異なるので一概には言えませんが、一度落ちた会社に再応募する場合、前回の選考時に比べて採用の難易度が上がるケースは少なくありません。
再応募はあくまでも「リチャレンジが可能」ということに過ぎず、もう一度挑戦したからといって必ずしも採用されるとは限りません。
そのため、「前回の不採用理由が改善されていること」は大前提。そのうえで、応募者は「前回選考時からどのように成長・変化したか」ということを含めて採用担当者にうまくアピールする必要があるのです。
デメリット2.就職・転職先の選択肢が限られる可能性がある
説明したように、再応募は採用のハードルが高くなります。
難易度の高い選考を突破するには、「自己分析や企業研究」「応募書類の作成」「面接練習」といった通常の対策・準備に加えて、以下のような対策が必要になってきます。
- 前回の選考内容の振り返り・反省
- 採用基準に達していなかった部分を補うための対策
不採用となった理由を追求・分析したうえで内定を獲得するための対策をしなければならないので、他の企業の選考や準備にあてられる時間はどうしても減ってしまうでしょう。
それだけ時間をかけて対策したとしても、不採用になる可能性もあります。
ひとつの企業にこだわるあまり、結果的に就職先・転職先が決まらなかったなんて事態になっては大変です。
再応募する前に知っておきたい注意点!不採用後すぐの再応募はNGです
続いて、実際に再応募をする前に知っておきたい注意点について解説します。
【一度落ちた会社に再応募する際の注意点】
- 不採用後すぐの再応募はNG
- 再応募しても不採用になる可能性がある
- 不採用時と同じやり方で再応募はNG
- 落ちた理由を見つめ直すことが大切
- 相性が悪いと落ちる可能性が高い
- なぜ再応募したか問われることもある
一度落ちた会社に不採用後すぐの再応募はNG
前述の通り、企業によっては1ヵ月・1年など一定期間を空けるように制限している会社もあれば、いつでも応募して構わないとする会社もあります。
しかし、再応募ができるからといって落ちた後すぐに応募するのは避けたほうが無難です。
一度目の選考で落ちたのには必ず理由があります。その理由を着き止め、克服し、ブラッシュアップやスキルアップを図るにはある程度の期間が必要になります。
何よりも、企業側はその期間にその人が「何をして」「どう成長したのか」というところに、再応募者に対して検討の余地があると考えているのです。
企業の再応募に関する条件や不採用になった原因にもよりますが、最初の選考から再応募までは少なくとも1~2年の期間は空けたほうが良いでしょう。
再応募できても採用されるとは限らない
当たり前ですが、再応募者を受け付けているからといって内定がもらえるとは限りません。
「二度目の応募で意欲が伝われば採用されやすいのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、実は再応募者に対しては選考のハードルが高くなる傾向にあるのが現実です。
前述の通り、企業側は何らかの理由があって応募者を不採用にしています。
また、不採用の理由が「応募者の資質や人柄が社風と合わない」という場合は、そもそも応募者と企業の相性が良くないのかもしれません。
残念ですが何度チャレンジしても同じ結果になる可能性が高いので、「縁がなかった」と捉えて切り替えたほうが良いでしょう。
同じやり方ではまた不採用になる可能性もある
再応募をする際、前回とまったく同じやり方で書類選考や面接に臨むのは避けましょう。
通常、不採用の原因は応募者本人に明かされることはありませんが、企業研究、書類の書き方、面接時の受け答えなどどこかに不採用になった理由があるはずです。
その点を顧みることなく前回と同じ内容のアピールをしてしまっては、せっかくの再応募のチャンスも意味を成しません。
むしろ、「進歩がない」「経験を活かせていない」といったマイナスの評価につながってしまう可能性が高いでしょう。
落ちた理由を見つめ直すことが大切
再応募する際には一度落ちた理由を考え、その原因を解消しておかなければなりません。
不採用となった理由を明確にしたうえで、自己分析を行わなければならないからです。
一度落ちた理由が解消されなければ、内定を勝ち取ることはできないでしょう。
「面接でうまく答えられなかった」などのわかりやすい失敗があれば、改善策をたてやすいため、まずは選考段階で思い当たる原因を探ります。
「ミスはなかった」「思い当たらない」という人は、募集要項を再確認し企業研究を深掘りしましょう。
実際に働いている社員の声や仕事に有利な資格などを調べ、企業側が求めている人材に近づく努力をし、前回とは異なる新たなアピールポイントを積極的に作ることをおすすめします。
不採用になった理由の足りなかった部分を明確にして、そこを補ってから再応募しましょう。
相性が悪いと落ちる可能性が高い
一度落ちた会社とは、そもそも根本的に相性が悪い可能性があります。
企業研究を深めて一回目よりも念入りに準備したとしても、相性が悪ければ内定をもらえることはないのです。
もし万が一内定をもらえたとしても、相性が悪ければ続かないでしょう。
能力が高く人柄も申し分ない人であっても、どの業界や企業で活躍できるとは限らず、人によって活躍できる場所や力を発揮できる企業は異なります。
つまり、応募先企業と相性が悪ければ何度応募しても落ちることになり、いくら努力しても不採用になる確率は高いのです。
なぜ再応募したか問われることもある
初めての応募でも再応募でも選考の進み方は同じですが、再応募の人に対してはなぜもう一度挑戦したのかを問われることがあります。
一度不採用になった企業に再応募する理由を聞かれるのです。
この問いは、就職意欲や企業への熱意を計るものでもあり、選考の評価に影響を与えると考えてもよいでしょう。
「何となく応募した」「再応募可能だったから」というような答えは当然NGであり、その企業でなければならなかった理由を考えておかなければなりません。
さらには、熱意をアピールしつつ企業のどの点に魅力を感じているかをわかりやすく伝えることも大切です。
再応募がバレても問題はない!再応募の際は正直に伝えたほうが好印象になる
一度落ちた会社に再応募する際、「会社にバレる?」「会社にバレたらどうなる?」と悩む人もいるでしょう。
そこでここでは、再応募であることが会社側に知られる可能性について説明してきます。
再応募であることが把握されている可能性は高い
過去に不採用となった会社に再応募した場合、会社側に再応募であることが知られる可能性は高いと言えるでしょう。
多くの企業が応募者の情報をデータとして保存・管理しています。データを遡ることで、前回の応募内容や選考の状況などが分かるケースは少なくありません。
前回の応募から数年が経過していれば担当者の記憶も薄れるかもしれませんが、短期間での再応募だとすぐに分かってしまうでしょう。
再応募であることを正直に伝える
一度落ちた会社にリチャレンジする際には、「再応募であること」を伝えておくことをおすすめします。
絶対に再応募について伝えなければならないわけではありません。何も伝えずに応募して、そのまま選考が進んでいくケースもあるでしょう。
しかし、「過去に一度不採用になったが、諦めきれずに再挑戦した」と明確に伝えておくと、「なぜ再応募したのか」「前回の選考からどう成長したのか」など、面接での質問も想定しやすくなります。
また、一度不採用となった事実を受け止めたうえでチャレンジしてきているという姿勢をポジティブに受け止める採用担当者もいます。
一度落ちた会社に再応募するのが本当にいいのか?再度考えてみよう
世の中にはたくさんの企業があり、同じ職種なら何もその企業でなくても働けます。また、再応募から内定を獲得するのは簡単なことではありません。
それでもなぜ再応募をするのか、もう一度自分自身に問いかけて考えを整理してみましょう。
- 「本当にその会社でしか自分の希望は実現しないのか?」
- 「他の企業で夢や理想は叶えられないのか?」
- 「どうして再応募までしてその会社に入りたいと思うのか?」
一度落ちた会社に再応募する方法!状況に応じて応募方法を選ぼう
では、一度落ちた会社に再応募する場合どのような応募方法を用いたら良いのでしょうか。
ここでは、一度落ちた会社に応募する方法を4つ紹介します。それぞれにメリット・デメリットがあるので、内容を理解したうえで自身の状況に合わせて選びましょう。
方法1.企業のホームページから直接応募する
企業のホームページやホームページの採用情報に記載されている手順に従って直接応募するという方法があります。
以下は、ホームページを通じて直接応募する場合の基本の流れです。
【直接応募の流れ】
- 企業のホームページにアクセスする
- 「採用情報」「採用ページ」にアクセスする
- 職種や勤務地などの募集要項を確認する
- 指定の宛先へ履歴書・職務経歴書を郵送する(または応募フォームから送信する)
直接応募をする場合、自身で採用情報・募集要項を確認して応募しなければなりません。
その行動力や積極性に対して、「志望動機が強い」「就業意欲が高い」と好印象を抱く採用担当者は多いでしょう。
こうしたメリットの一方、「自己分析」「企業研究」「応募書類の作成」に加えて、「面接日程の調整」「面接の練習」「条件の交渉」といった細かい対応もすべて自分自身で行わなければならないというデメリットもあります。
また、前回の選考時に業界・企業の情報収集を行っていたとしても、再応募する際には、改めて最新の情報を収集し直さなくてはなりません。
公式ホームページに掲載されている情報はあくまでも一部に過ぎないので、ビジネス雑誌、業界研究本、企業・採用担当者が発信するSNSなど、さまざまなツールを駆使して徹底的に情報収集を行う必要があります。
メリット | ・好印象につながる可能性がある ・求人サイトに掲載されていない企業へも応募できる |
---|---|
デメリット | ・選考対策に加えて採用担当者との連絡や条件の交渉なども自分で行わなければならない ・収集できる企業情報が限られる |
方法2.転職サイトの求人情報ページから応募する
「リクルートエージェント」「doda」「マイナビエージェント」など、転職サイトを通じて応募するという方法もあります。
転職サイトから一度落ちた会社へ再応募する場合、基本的な手順は以下の通りです。
【転職サイトからの応募する方法】
- 会社名で求人検索を行い、希望の会社の求人があるか確認する
- 求人情報が掲載されていた場合、求人情報の詳細を確認する
- 「応募」「エントリー」のタブを押下する
- 必要情報を入力して応募を完了する
転職サイトには膨大な数の求人情報が掲載されています。
会社によっては、部署別・職種別・地域別など、複数の求人情報を掲載していることもあるので、選択肢が増える可能性もあるでしょう。
また、転職サイトを通じたWEB応募なら、郵送で送付するよりも応募作業が簡単に済みます。
ただしこの方法は、応募したい企業がその転職サイトに求人を出していることが大前提。
求人を掲載していなければ応募はできません。
また、利用時に転職サイトへの「会員登録」を行わなければならないサイトもあります。
メリット | ・他部署や他職種などの求人情報が見つかる可能性がある ・WEB応募なら応募書類の郵送よりも応募作業が簡略化できる |
---|---|
デメリット | ・求人情報の閲覧・応募に「会員登録」が必要な転職サイトもある ・応募者が多い場合、他の応募者に埋もれてしまう可能性がある |
方法3.転職エージェントを通じて応募する
転職エージェントへ登録して、キャリアアドバイザーに「再度応募したい」という思いを伝えたうえでリチャレンジするという方法もあります。
転職エージェントなら、転職支援のプロであるキャリアアドバイザーのサポートを受けながら転職活動ができます。
前回の選考で一度落ちていたとしても、以下のように転職エージェントが仲介することで再応募が認められるかもしれません。
- キャリアアドバイザーから企業へ推薦してもらう
- 熱意・ポテンシャルをキャリアアドバイザーから採用担当者へ伝えてもらう
再選考が実現した際にも、数々の転職を成功に導いてきたキャリアアドバイザーのサポートがあれば、前回選考時の反省点をしっかり踏まえたうえで選考に臨むことができます。
しっかりとした準備・対策をすることで、再応募という厳しい状況でも内定獲得率の向上につながるでしょう。
しかし、転職エージェントにはさまざまなキャリアアドバイザーがいて、対応の悪い人や相性の良くない人もいます。
また、再応募は内定獲得までのハードルも高いので、「採用される見込みがない」と判断された場合、期待したようなサポートが受けられないこともあるでしょう。
登録後は、キャリアアドバイザーとの面談・カウンセリングも行わなければならないので、「自分のペースで就職・転職活動がしたい」「忙しくて面談する時間が取れない」という方にとっては利用しづらいと感じてしまうかもしれません。
メリット | ・キャリアアドバイザーのサポートやアドバイスが受けられる ・再応募ならではの疑問や不安も相談できる |
---|---|
デメリット | ・相性の良くない人や対応の悪い人が担当になる可能性がある ・転職エージェントのサポートを受けるには「会員登録」が必要になる |
方法4.リファラル採用の制度を利用して応募する
希望する会社が「リファラル採用」の制度を設けているなら、友人・知人からの紹介を受ける形で応募するというのもひとつの方法です。
リファラル採用とは、企業に所属している社員が、自社にフィットしそうな人材(友人、知人)を人事に紹介する、という採用手法の一つです。
企業にとっては、潜在的な転職希望者と自社との接点を作ることができるとともに、社員によるスクリーニングによって、スキルや社風にフィットした人材を確保できる上に、採用コストを下げられるというメリットがあるため、新しい採用手法として注目されています。
また、リファラル採用で転職する求職者も、書類選考などの選考プロセスが一部省略されたり、紹介者が採用担当者にアピールポイントを交えて推薦したりするため、転職サイトや転職エージェントを活用した転職方法よりも選考が有利に働く可能性があります。企業・求職者双方にメリットがあるため、人脈を活かした転職(リファラル採用)を導入する企業は増加しています。
リファラル採用では、人材紹介をする従業員が会社の文化や風土、業務内容を十分に理解しているので、マッチング度の高い転職が実現しやすいでしょう。
また、紹介者から採用担当者に対してうまくアピール・推薦してもらえれば、選考も有利に働くかもしれません。
しかしリファラル採用を狙うには、以下の条件が必須です。
- 希望する企業がリファラル採用の制度を導入していること
- 再応募したい企業に友人や知人がいること
メリット | ・ミスマッチの少ない就職・転職が実現しやすい ・企業にとってもメリットが多い |
---|---|
デメリット | ・希望する会社がリファラル採用の制度を導入していなければ応募できない ・紹介者となる友人・知人を探さなくてはならない |
一度落ちた会社に再応募!成功するためのポイントがあります
再応募で内定を獲得するには、初回とは違った対策を取る必要があります。
ここで、再応募で成功するために必要なポイントについて押さえておきましょう。
- 不採用の経験を活かす
- 再応募企業の情報収集やり直し
- スキルを身につけ、経験を積む
- 再応募の事実を伝える
- 再応募の理由を伝える
- 職種、地域を変えて再応募
【再応募で成功させるポイント1】不採用だった経験を活かす
前回と同じやり方は避けましょうという話をしましたが、再応募で何よりも大切なのは「不採用だった経験を活かす」ということです。
同じ企業に再チャレンジする際には、しっかりと初回の選考内容を振り返って採用につながらなかった理由を洗い出しましょう。
- 筆記テストで点数が取れなかった
- 企業が求めるスキルに達していなかった
- 質問に対して上手く回答できなかった
- 自分の強みを上手くアピールできなかった
テストの点数やスキル・経験不足など、企業が求める基準に達していなかったために不採用になるケースは多いです。
「企業のニーズを満たすには自分に何が足りなかったのか」を明確にして弱点をカバーする対策を講じましょう。
【再応募で成功させるポイント2】業界・企業の情報収集をやり直す
転職活動を成功させるために欠かせないのが情報収集です。
二度目の挑戦ともなると「前回の応募時に十分やったから…」と手間を省きたくなるかもしれませんが、業界・企業の情報収集は一からやり直しましょう。
また、前回不採用になった理由がそもそも情報不足だった可能性もあります。再応募の際には、企業のホームページや会社四季報で最新情報を把握しておきましょう。
企業のホームページ | 経営理念・企業沿革・製品やサービス紹介・業界シェアなど |
---|---|
企業の採用サイト | 事業内容・キャリアステップ・研修制度・福利厚生・社員インタビューなど |
会社四季報 | 会社の設立・売上高・経常利益・株主資本利益率・新規事業など |
最新情報を集めると同時に、改めて「企業がどういう人材を求めているか」についても深堀りしておくことで、より具体的で適切な対策ができるでしょう。
【再応募で成功させるポイント3】スキルを身につける・経験を積む
最初に応募した際にスキル不足で不採用になってしまったという人は、募集要項や採用情報を確認したうえで必要なスキルを身につけて再応募に臨みましょう。
【事例】
- IT業界ならプログラミング知識など、業務上必要な知識を身につける
- 応募条件として記載されている資格を取る
特に、専門的な知識を求められる業界・職種の場合は、不採用の理由が能力不足であるケースが多いです。「実際に入社したらどんなスキルが必要になるか」を考えてスキルアップ対策をすることで、面接者に対してもアピールしやすくなり高評価につながるはずです。
【再応募で成功させるポイント4】再応募であることをしっかりと伝える
二度目のチャレンジということになんとなく後ろめたさを感じるかもしれませんが、あらかじめ応募企業に再応募である旨を正直に伝えるのがおすすめです。
再応募の行動から熱意を感じてほしいと期待する人もいるかもしれませんが、それだけではアピールとしては不十分です。場合によっては再応募であることに気づいてもらえない可能性もあるでしょう。
また、しれっと再応募して後からバレるよりもあらかじめ再応募だということを伝えておいたほうが面接の対策もしやすくなります。
履歴書・職務経歴書を送る際に「添え状」を同封して、二度目の応募だということを企業側にきちんと伝えましょう。
【添え状例文】
- 前回の応募時期(例:〇年〇月に不採用のご通知をいただきました)
- 前回からの変化(例:〇〇の業務を△年経験しました)
- スキルアップの内容(例:〇〇の資格を取得いたしました)
【再応募で成功させるポイント5】再応募の理由を伝える
志望動機は転職活動で必ず聞かれる質問ですが、特に再応募者の場合は、「なぜ再応募したのか」「なぜその会社でなければならないのか」「なぜ他の会社ではだめなのか」ということを企業側に伝えることが重要です。
このとき、ネットに溢れているようなテンプレートに頼るのは避けて、自分自身の言葉で伝えるように意識しましょう。
面接では緊張するかもしれませんが、気持ちを込めた自分なりの言葉で「この会社に入りたい!」という気持ちを面接官に伝えるよう心がけてください。
【再応募で成功させるポイント6】応募書類をしっかり作り直す
履歴書や職務経歴書などの応募書類は、前回応募時のものを使いまわしせず、内容をブラシュアップさせて作り直しましょう。
応募書類が前回のままでは、「成長していない」「変化していない」と伝えているのも同じです。場合によっては、「何のために再応募してきたのか」と、採用担当者にマイナスのイメージを抱かせることにもなりかねません。
再応募を成功させるには、前回不採用となった理由が改善されていることはもちろん、企業のニーズにマッチした人材であることをアピールする必要があります。
応募書類を作成し直す際には、以下の内容を明らかにしたうえで、自身のどのような強みによって会社へ貢献できるのかを強調しましょう。
- 前回不採用になった理由や改善すべき点
- これまでの経験、スキル、実績
【再応募で成功させるポイント7】徹底的な面接対策を行う
再応募という厳しい状況で内定を獲得するには、徹底的な面接対策も必要不可欠です。
緊張から頭のなかが真っ白になったり、あいまいな回答をしてしまったりしては、せっかくの再選考のチャンスも活かせないまま終わってしまうでしょう。
面接では、限られた時間で自分を分かりやすく伝えなければなりません。
模擬面接をくり返し行って、面接本番でも落ち着いて自己アピールができるように準備しましょう。
また、質問への回答は、以下のポイントを押さえて行いましょう。
【回答のポイント】
- 1~2分程度で完結に話す
- 自己PRは具体的なエピソードともに伝える
- 仕事の成果を伝える際には客観的なデータを盛り込む
「面接は面接官とのコミュニケーションの場」と考えて、質問に対しては長くなりすぎないよう回答していきましょう。
気になる点や詳しく知りたいことがあれば、面接官から追って質問があるので、あれもこれもとアピールしすぎずに要点を絞って答えます。
また、具体的なエピソードや客観的なデータを交えて話すことで説得力がアップします。
オリジナリティを盛り込むことで採用担当者の印象にも残りやすくなるはずです。
【再応募で成功させるポイント8】職種や地域を変えて応募する
その企業自体に魅力を感じていてどうしても入社したいなら、職種や勤務地を変えて応募するのもひとつの方法です。
応募先の部署が異なると、求められる人材や能力も変わります。自己分析をやり直さなければならないかもしれませんが、職種を変えて合格に至った事例はあります。少しでも採用のチャンスが欲しいなら検討してみるのがおすすめ。
また、「〇〇支店」など地域ごとに採用担当者を設置している企業もあります。そうした企業なら前回とは違った採用担当者と面接する可能性があるので、応募者のチェックポイントや印象も変わってくるはずです。
そもそも企業にマッチしていない人物像であれば同じ結果になってしまうこともあり得るので、自己分析と企業分析を念入りに行ったうえで判断しましょう。
再応募でのアプローチ法がわからないなら転職エージェントがおすすめです
「不採用になった理由がわからない」「再応募でのアプローチに自信がない」という人は、転職エージェントを利用するのがおすすめです。
そのほか、転職エージェントに登録することで、次のようなさまざまなサポートが受けられます。
- 応募書類についての指導
- 面接の練習や対策
- 面接の日程調整
転職エージェントには、幅広い業種に対応している「総合型」と分野を限定している「特化型」の2種類があります。
さらに「第二新卒に強い」「30代の転職に強い」など、転職エージェントによって強みが異なるので、再応募を希望している企業や自身の状況に合わせて選んでみてください。
おすすめ転職エージェント一覧をチェック!
リクルート エージェント | doda | 就職カレッジ | ビズリーチ | JAC リクルートメント | キャリアスタート | リクルート ダイレクトスカウト | レバテック キャリア | Geekly | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
特徴 | 転職成功実績No.1 | 業界最大級の求人数 | 20代におすすめ | 高年収目指すなら! | ミドルクラス転職 | 第二新卒・ニート | ハイクラス転職 | ITエンジニア限定 | ITで年収アップ |
求人数 (非公開含む) | 約60万件 | 約14万件 +非公開求人 | 非公開 | 約7.3万件 | 約2.5万件 | 非公開 | 約10万件 | 約1.5万件 (公開求人のみ) | 約3.2万件 |
対応 エリア | 全国 | 全国 | 全国 | 全国 | 全国 | 首都圏・都市部 | 全国 | 東京・大阪・名古屋・福岡 | 一都三県 |
年齢 | 全年代 | 全年代 | 18歳~39歳 | 20代~45歳 | 30~50代 | 10代~35歳 | 20~30代 | 全年代 | 20~50代 |
詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 |
一度落ちた会社に再応募する際によくある質問を紹介します
一度落ちた会社に再応募する際によくある質問とその回答を紹介します。
再応募する前に疑問を解決しておきましょう。
再応募はすぐバレる?
A:多くの会社は、再応募であることを把握しています。
多くの会社は応募者のデータを保存・管理しており、不採用者の選考状況なども調べればすぐ出てくるケースがほとんどです。
よって、一度落ちた会社への再応募は、会社側で把握していると考えられます。
中小企業の場合は、採用担当者が応募書類を見たり面接で顔を合わせたりすることで思い出すこともあるでしょう。
再応募で採用される人はいる?
A:もちろん、再応募で採用される人はいます。
会社にとって採用ニーズは流動的であり、時期やポジションによって異なる採用ニーズにタイミング的に当てはまれば、採用される可能性が高くなるからです。
企業側のニーズが変動することもありますが、再応募者の状況の変化によってより企業が求める人材になって採用されるケースもあります。
また、不採用から再応募までの期間に採用担当者が変わっていたり、採用基準が変わったりしていれば採用される可能性は高まります。
新卒採用で一度落ちた会社に再応募できる?
A:再応募可能です。
転職活動をしている中、何年も前の新卒採用で落ちた会社が気になり再応募したいと思う人はいるでしょう。
大手の会社では、新卒採用担当と中途採用担当とは異なるケースが多く、何年も前であれば面接官も人事担当も変わっていることが多いため、気にする必要はないと言えます。
特に新卒採用と中途採用とでは求められるものがまったく異なるため、不採用から数年経った現在の方が採用される確率は高いかもしれません。
社会人として身に着けたスキルやキャリアをアピールすることで内定をもらえる可能性は十分あり得ます。
過去の転職活動で一度落ちた会社に再応募できる?
A:ほとんどの会社は再応募可能です。ただし、条件が付いている場合も。
再応募不可としている会社でない限り、過去に不採用となった会社でも再応募可能です。
過去に応募した際の採用基準や求めるスキル、ポジションが現在とは異なっている可能性があるため、もう一度チャレンジしても問題ないでしょう。
会社側の採用担当や面接官などの採用環境が変わっている可能性もあるので、採用される可能性もあります。
ただし、「不採用の通知から一年以上の経過が必要」などの再応募に関して条件を設けている会社もあるため、事前に問い合わせすることをおすすめします。
再応募に適したベストなタイミングは?
A:最低一年以上空けてから応募するとよいでしょう。
一度不採用となった場合の再応募としていつでも受け付ける会社もあれば、二年以内での応募が可能の会社、一年以上経過が必要な会社など会社によって異なるため、しっかりと確認することをおすすめします。
現在の転職活動で不採用になった会社がどうしても諦めきれずに、すぐにでも再応募したいという人もいるでしょう。
しかし、一度落ちた会社に一カ月後に応募したとしても再度落ちるはずです。
なぜならば、会社側の採用状況も応募者の状況も変わっていない可能性が高いからです。
よって、短いスパンでの再応募はおすすめできません。
再応募の際にはスキルアップやブラッシュアップした自分をアピールするために、資格取得や企業研究などに必要な期間である一年ほどは期間を空けるべきでしょう。
再応募は選考のハードルが高くなるって本当?
A:選考のハードルが上がるケースが多いです。
一度落ちているということは、その会社が求めている人材ではなかったということなので、再応募の際には不採用になった原因を改善できているかどうかを厳しく評価されるはずです。
特に書類選考で落ちた場合には、会社が求めているレベルから程遠い可能性があるため、さらに厳しい状況になると予想されます。
前回の応募時よりもどれだけ成長しているのか、不採用理由をどれだけ改善しているのかを注視されることは間違いありません。
再応募で採用されるには、不採用となった原因を改善した上にさらにアピールできる加点ポイントが必要になるでしょう。
最終選考で落ちた会社に再応募したら受かりやすい?
A:再応募を歓迎する会社であれば、受かりやすい可能性はあります。
書類選考を潜り抜け一次面接、二次面接と通過した応募者の場合、その会社にとって最終合格者との違いはごくわずかでしょう。
応募時の採用ニーズにもよりますが、最終選考までいった応募者は再応募で受かる確率は高いと言えます。
ただし、再応募可能で再応募の条件を満たしている場合であることは確認しなければなりません。
再応募に好意的な会社であれば、前回の応募時よりもスキルアップし会社が求める人材になっていることを積極的にアピールすることが大切です。
一度落ちた会社に再応募して採用されるコツは?
A:不採用になった理由をカバーできる点をアピールをすることです。
不採用になったのは、応募した会社にとって自分は求めている人材ではなかったということです。
では自分には何が足りなかったのか不採用になった理由を明確にして、それを解消しなければなりません。
しかし、不採用になった理由は、会社側に問い合わせしても答えてくれないケースがほとんどです。
よって、再応募の際には以下の三点を心がけてみましょう。
- 不採用の理由を分析し、それをカバーする
- 前回の応募時よりも成長した点をアピールする
- 今回の求人内容を理解し、自分がふさわしいとアピールする
前回の選考時のことをよく思い出し、自分に足りなかった部分を分析することが大切です。
また、前回の不採用以降に身に着けた経験やスキル、資格などを具体的に伝えて、前回とは違うという点をしっかりとアピールしましょう。
そして、今回の求人内容から会社側が求めている人材をしっかりと理解した上で、自分が今回の求人にふさわしい人材であることを伝えましょう。
一度落ちた会社に再応募したいときのよくある質問をまとめました
ここまで、一度落ちた会社に再応募する際の企業側の印象や一度落ちた会社に再応募するメリット・デメリット、一度落ちた会社に再応募するのが本当にいいのか?など、さまざまな角度からご説明してきました。いかがでしたでしょうか。
ここでは、「新卒の就職活動で不採用になった企業が諦められない」「一度落ちた会社にもう一度再チャレンジしたい」という方のために、一度落ちた会社に再応募したいときのよくある質問まとめをご紹介します。
「一度落ちた会社に再応募したい!」と考えている方の参考になりましたら幸いです。
一度落ちた会社に再応募する際は、まずメールではなく電話を
【質問】一度落ちた会社に再応募するときは、メールで応募すればいいのでしょうか?
【回答】まずは再応募を受け付けているかどうか、電話で採用担当者に確認することをおすすめします。
悩みを抱えた方が集まる知恵袋にも、「一度落ちた会社に再応募するときは、メールで応募すればいいの?」といった内容の質問があります。
また、「一度落ちた会社に再応募する方法!状況に応じて応募方法を選ぼう」の項目では、さまざまな応募方法についてもご紹介しています。
ただ、まずは再応募を受け付けているかどうか、電話で採用担当者に確認することをおすすめします。
- 企業側は過去に応募したことを知っているため、まわりくどい応募方法は逆にマイナス評価に繋がることもある
- 電話で直接尋ねることで、入社への意欲をアピールできる
- 電話で直接尋ねることで、名前を覚えてもらいやすい
電話で確かめることによって、以上のようなメリットがあります。
もちろん採用担当者の忙しさを考慮し、時間を気にせず確認できるメールでの連絡でも構いませんが、「入社への意欲」をもっとも伝えやすいのは電話です。
新卒で一度落ちた会社に中途採用として再応募することは可能
【質問】新卒で一度落ちた会社に、中途採用として再応募したいです。再応募は可能でしょうか?
【回答】再応募は可能です。必要なスキルや実績を積み重ねたことを積極的にアピールしましょう。
新卒で一度落ちた会社に、中途採用として再応募したい方も多いのではないでしょうか。
履歴書の志望動機欄には、どうしても諦めきれなかった思いを自己PRとともに記載することをおすすめします。
また、職務経歴書には応募先の企業に求められているスキルや実績について、詳しく記載すると加点に繋がるでしょう。
「新卒で一度落ちた会社で働くことを諦めきれない」「この会社のこういうところが魅力でずっと憧れている」というアピールは、採用側にとって「うちの会社をよく理解している、長く働いてくれる人材だ」という評価に繋がります。
中途採用として再応募するからこそ、一度落ちた会社に見合う人材に成長したアピールを欠かさないようにしてくださいね。
パートや派遣として一度落ちた会社に再応募するならまず確認を!
【質問】パートや派遣として一度落ちた会社に再応募したい場合、どうすればいいのでしょうか?
【回答】まずは再応募を受け付けているかどうか、電話やメールで採用担当に確認することをおすすめします。
「雇用形態がアルバイトやパートの求人に応募したものの、落ちてしまった……もう一度応募しても大丈夫?」「派遣として働きたかったのに、落ちてしまったが諦めきれない……」という方も多いことかと思います。
アルバイト・パートとして応募し、一度落ちてしまった場合は、まずは再応募を受け付けているかどうか、電話やメールで採用担当に確認することをおすすめします。
職種や業界にもよりますが、アルバイトやパートの雇用基準はそれほど高くありません。採用されなかった場合、他により良い人材を確保したために落とされてしまった可能性が高いです。
どうしても諦めきれない場合は、再度応募するのではなく、まずは再応募を受け付けているかどうかを確認するようにしてくださいね。
派遣の場合は、不採用の理由として、求められているスキルが採用基準に達していないことが考えられます。
派遣法第26条第6項は、派遣先が派遣受入れにあたり、派遣労働者を選考し、特定する行為を、紹介予定派遣を受入れる場合を除き、禁止しています。
派遣労働者を採用、配置するのは、雇用関係のある派遣元事業主の固有の権限であり、もし、派遣先が受入れる派遣労働者を特定するような行為を行うと、派遣先と派遣労働者の間に雇用類似関係が成立すると判断され、職安法第44条で禁止されている労働者供給事業に該当するおそれがあるためです。
引用元:パソナ公式ホームページ「派遣先が受け入れる派遣労働者を選考することは?」より
次の1~4のような行為が、禁止されている、派遣先による派遣労働者特定行為の典型例です。
1.派遣予定者と事前に面接を行い、派遣受入れを派遣先が決定すること。特に、複数の派遣予定者と面接を行い選考すること。
2.派遣先が派遣予定者に試験を実施し選考すること。
3.派遣先が派遣元へ履歴書を要求し、選考すること。
4.派遣依頼に際し、派遣先が性別・年齢等の条件をつけること。
引用元:パソナ公式ホームページ「派遣先が受け入れる派遣労働者を選考することは?」より
つまり、派遣先はスキルや実績以外では人材を評価できないということです。
そのため、派遣という雇用形態で落ちてしまった場合、再応募するのであれば、
- 派遣元に相談をして、本来必要だったスキルを聞き取り調査する
- 必要だったスキルを身に付けるため、スキルアップの努力をする
- 派遣元に相談をして、再応募が可能かどうか相談する
というような、時間をかけた準備が必要になります。再応募までの長期戦は必須です。
まずは「そこまで努力して働きたい・再チャレンジしたい会社なのか」どうかを、しっかり考えてみてはいかがでしょうか。
一度落ちた会社に再応募する際の志望動機の例文をご紹介!
【質問】一度落ちた会社に再応募するときの志望動機の例文を教えてください。
【回答】例文をご紹介しますが、自分の立場や状況に合わせてしっかり考え直してください。エージェント型転職サイトでキャリアアドバイザーに添削してもらうのも手です。
一度落ちた会社に再応募するときの志望動機に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
ここでは、一度落ちた会社に再応募するときの志望動機の例文をご紹介します。
現在は別の会社で営業職を担当し、顧客と直接顔を合わせて関係を築く大切さを学びました。ただ、現在の会社では担当する顧客企業が多く、なかなか「既存顧客との関係を大切にすること」ができない状況に、もどかしさを感じております。
成長した今の私であれば、「既存顧客を大切にしたい」と考える貴社に必ず貢献できると考え、再度応募いたしました。ぜひ採用選考のご検討をお願いいたします。
自分の立場や状況に合わせて文章を練り直す場合、転職のプロであるキャリアアドバイザーに添削してもらうことをおすすめします。
どのエージェント型転職サイトも無料で利用できますので、自分に合ったエージェント型転職サイトを探してみてくださいね。
一度落ちた会社に再応募して、内定を目指そう!
どうしても諦められない企業があって、その会社が再応募を受け付けているなら、もう一度チャレンジしてみるのも良いでしょう。
再応募から内定を獲得するのには、実務経験を積んだりスキルアップを図ったりとさまざまな努力が必要ですが、それで自分自身の希望が叶うなら頑張ってみる価値はあります。
もし不採用になってしまったとしても、自己成長には必ずつながるので、その後のキャリアアップにきっと役立つはずです。
不安があるなら転職エージェントのサポートを受けるなどして、万全の対策をして再応募に臨みましょう。