厚労省 不妊治療と仕事の両立に関するマニュアルとハンドブックの公表

厚生労働省は「不妊治療を受けながら働き続けられる職場づくりのためのマニュアル」と
「不妊治療と仕事の両立サポートハンドブック」の2冊を作成し公表。

不妊治療を経験した方のうち16%(男女計(女性は23%))が、不妊治療と仕事を両立できずに離職している。
両立に困難を感じる理由には、通院回数の多さ、精神面での負担の大きさ、通院と仕事の日程調整の難しさ
があげられる。
また、労働者の中には、治療を受けている事を職場に知られたくない方もいる。
職場内では、不妊治療についての認識があまり浸透していないこともある。
企業には、不妊治療を受けながら安心して働き続けられる職場環境の整備が求められる。

事業主や人事部門向けに作成した「マニュアル」には、不妊治療を受けながら働き続けられる職場づくりが、
離職防止や新たな人材の発掘といった企業のメリットにもつながることや、両立支援制度の導入方法などを記載。
一方、同じ職場で働く上司や同僚向けに作成した「ハンドブック」は、職場での不妊治療への理解を
深めてもらうため、不妊治療の内容や配慮すべきポイントなどを記載している。

【「不妊治療を受けながら働き続けられる職場作りのためのマニュアル」の概要】
・不妊治療についての解説
・企業における不妊治療と仕事の両立支援に取り組む意義
・不妊治療と仕事の両立支援制度の導入ステップの解説
・不妊治療と仕事の両立を支援するための各種制度や取り組みの解説
・企業の事例の紹介
・その他参考情報
・URL
http://www.mhlw.go.jp/bunya/koyoukintou/pamphlet/30.html

【「不妊治療と仕事の両立サポートハンドブック」の概要】
・データで見る不妊治療と仕事の両立
・不妊治療についての解説
・職場での配慮のポイント
・不妊治療を受けている、受ける予定の人たちへの情報
・URL
http://www.mhlw.go.jp/bunya/koyoukintou/pamphlet/30.html

■厚生労働省より抜粋
・「不妊治療と仕事の両立に関するマニュアルとハンドブックを作成しました」
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_10246.html
・「不妊治療と仕事との両立のために」
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_14408.html

ベクトル広報チーム