最低賃金の議論が本格化、7月下旬に目安額が公開

厚生労働省の中央最低賃金審議会は7月10日、18日に小委員会を開いた。
賃金の下限に当たる最低賃金を巡る労使の議論が行われており、今月中に引き上げ目安額がまとまる予定。

現在の最低賃金の全国平均時給は1,004円。
物価高騰や春闘の結果を踏まえ、過去最大の43円増となった2023年度を上回る水準を軸に、1,050円をにらんだ調整が進む見通し。

最低賃金は毎年改定される。中央審議会が示した目安額を参考に、都道府県単位の地方審議会が8月頃に、実際の改定額を決定。10月以降、順次適用されるスケジュールとなっている。

■厚生労働省 中央最低賃金審議会 (目安に関する小委員会)資料 より抜粋